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ピアノ講師 平松愛理

SCENE 1 応接室


平松はドアをあける

岡村:岡村です。おはようございます。

平松:どうも宜しくお願いします。

岡村:今回のご応募ありがとうございます。

平松:私でいいんでしょうか。

岡村:もう一度確認させてください。
   今回の募集は島倉先生が産休にはいるので
   半年の間、作曲の先生とピアノの先生の
   代理としてやっていただくという内容で
   宜しいでしょうか

平松:半年ならちょうどいいと思って。
   その後はあたしもやりたいことあるので

岡村:ぜひ宜しくお願いします。
   マンツーマンで、生徒さんも6歳から63歳まで
   いらっしゃいます。一人30分ごと、時間調整が10分です。
   お給料は面接でお話しさせていただいた額でいいでしょうか。

平松:大丈夫です。

岡村:基本的に、今、入っているのは、水曜日、5人、作曲の金曜日、4人
   土曜の幼児クラスです。が、当音楽スクールでは、無料お試しレッスン
   制度があり、空いてる時間にお試しの方がはいる場合がありますので
   ご了解ください。

平松:わかりました。

岡村:もちろん、クラススケジュール埋まったら、それ以上は入りません
   実際でいうと、水曜日は18時15分のコマと、金曜日の18時55分と最終20時40分
   のコマです。ここのコマが体験入学の方になります。

平松:わかりました。授業の進め方は。

岡村:大丈夫です。今週の水曜日、金曜日、土曜日、まで島倉先生がいますので
   今日から、島倉先生の横でついていてください。
   各生徒さんの課題とカルテがありますのでそれにそって進めてください。
   あと、もし、あまり考えたくないんですが、自分に合わないと思ったら
   早めにいってください。島倉先生が産休に入れなくなるので。
   急いで外の講師を探さなくてはならないので

平松:講師経験あるので大丈夫です

岡村:それなら大丈夫です。あくまでここはアーティスト養成ではなく
   趣味からはじめる教室です。ピアノさわったことない生徒さんも
   いるので丁寧に教えてくれる先生がのぞまれます。

平松:あたしはそのほうがいいかもね。

岡村:宜しくお願いします。それでは早速ですが、二階にいきます。
   島倉先生がもう入ってますので、ついてきてください。

二人は立ち上がり部屋をでる

岡村:島倉先生はざっくばらんなんで話しやすいと思います
   わからないことは、土曜日までに訊いてください。

平松:わかりました。

二人は階段登る

岡村:ここがトイレです。使えますが、生徒さん優先です

平松:はい。

岡村:部屋はだいたい205号室です。

二人は205号室に入る

岡村:島倉先生、臨時講師、平松さんです。

島倉:あ、宜しくお願いします

平松:こちらこそ、宜しくお願いします

岡村:じゃあ、島倉先生、あとは宜しくお願いします

岡村さんが退出する

島倉:どこかでお会いしたような気が。

平松:ふふっ、そんなことはないです。確かによく誰かに似ているといわれますが

島倉:よかった。やっと産休とれそう。前、入りそうな人がキャンセルしたので
   ひやひやしてたんですよ。

平松:島倉さん、

島倉:おちよと呼んで

平松:ふふっ、おちよ先生、子供できるんですね

島倉:子供できるんです

平松:あたしも娘がいるのでほんと、子供ほしくて
   でもあたしは娘ひとりかなあ
   今何ヶ月ですか?

島倉:もう来月末、臨月になるんです

平松:あーそうなんですかあ。すごいです。

島倉:もうね、そろそろ休みたかった頃なのよ
   よかった、安心してやすめそう。

平松:宜しくお願いします。

島倉:こちらこそ、留守にしてごめんなさいね。
   それでね、これが生徒さんのカルテです。
   初心者もいるし、結構な人もいます。

平松:ええと、あ、すみません、お借りします。
   すごい、びっしり書いてある

島倉:大事な生徒さんばかりなんで、たくさん書いてます

平松:尊敬します。あたしまめじゃないからなあ

島倉:人生いろいろ。色んな人います。その中で自分のお客様に
   精一杯尽くす、あたしはそうしているんです。
   偉そうにごめんなさいね。

平松:いえいえいえ、とんでもないです。ありがとうございます。

島倉:あたしは、来週から産休に入りますけど
   困ったときは遠慮なく連絡ください。
   
平松:ええ?いいんですかあ?すみません。
   お会いしてすぐですけど、頼もしいです。

島倉:ええ、なんか安心して休めそうだわ。
   スタートは14時30分から、休憩は17時30分から18時
   近くにコンビニありますから。そこで食べていただいて。

平松:はい

島倉:私は自分で作ってきた弁当たべてるけど。
   
平松:もちこみokなのね。

島倉:調子くずさなければ、まあ今冬なんで大丈夫

平松:生徒さん、休まれたときは?

島倉:まあ、休憩したり、ほかのことしたり。

平松:なるほど。ここは結構きつきつ?

島倉:ゆるゆるかしらねー。
  
平松:ふふっ、ゆるゆる

島倉:ただ、初心者大歓迎なので、体験入学は多いですねえー
   そこであまり入りが悪いとなんかいわれるかな

平松:そこなんですね

島倉:敷居低いですね。どんな人くるかはお楽しみ
   ときめきよこんにちは。

平松:ときめきよこんにちは!

島倉:あと、作曲の授業のほうが、リクエスト多いかな。
   ピアノの授業よりかは難しい。

平松:どんな質問?

島倉:生徒さんが影響されたアーティストに似てたり
   かっこいいの作りたいとか。

平松:んーんーー

島倉:あくまで生徒さんなんで、そこはポイントですね

平松:なるほど。

島倉:今日は水曜日だからピアノの授業。音符読めない方も
   いるので、この教科書使って、音符の種類から教えます。
   14時30分のキューピーちゃんは。

平松:キューピーちゃん?

島倉:愛称。

平松:いひひひっなんで、その愛称?

島倉:50代の素敵なお姉様

平松:素敵な、キユーピーが!

島倉:彼女はphil collinsさんのファン

平松:ん?あの有名なアーティスト

島倉:コリンズさんの頭、

平松:あたま?

島倉:キューピーちゃんみたいでしょ?

平松:あああ?ははっ、形が?はははふふっ

島倉:彼女はコリンズちゃんのことをキューピーちゃんがねと

平松:まじでえ?ふふっ、笑っちゃいけない

島倉:なので、キューピーちゃん

平松:面白い!

島倉:昔からのファンみたいだったけど
   急に思い立って、曲が弾けるようになりたいと

平松:おおーすごい

島倉:ここからがポイントなのよ

平松:ん?

島倉:普通、ピアノはバイエル、チェルニー、ソナチネ

平松:んん

島倉:キューピーちゃんはそんなの興味ない

平松:え?

島倉:彼女はキューピーちゃんの曲が弾きたい
   ファンだから、楽譜持ってる

平松:あー

島倉:楽譜持参して、この曲やりたいと

平松:あーそういうこと?

島倉:ファンだからたまに私達より聴きこんでる、原曲を

平松:あーつまりカスタマイズされた授業

島倉:そう、それを対応するのが、岡村音楽院

平松:ほおーこれは刺激的

ノックがする。

島倉:どうぞ。

平松:キューピーちゃん

島倉:すぐ慣れるわ。来週から宜しくねえ


SCENE 2   


平松はピアノの台に紙を置いて、書き物をしている。
部屋の電話がなる。平松は電話を取る。

平松:はい、205号、平松です。

受付:平松先生、今から、体験入学の方がいらっしゃいますが、
   OKですか?

平松:はい、大丈夫です。

受付:水曜日クラスご希望で、ソルフェージュ希望のお客様です。
   詳しくは、アンケートを記入されたので見てください。
   初心者なので、音符の読み方からです。

平松:わかりました。   

受付:宜しくお願いします。

平松は電話を切る。

平松:うえ〜。やっと既存のお客様3人でやっと慣れてきたころで
   もう新規かー。がんばらなあ、1人、初日!
   ええと、音符の教科書か。やっぱり継続してもらいたいんだろうなー

ノックがする。

平松:はい。どうぞ。

岡村さんと、男性が入ってくる。

岡村:平松先生、体験レッスンの方、小畑さんです。

小畑:宜しくお願いします。

平松:よ、宜しくお願いします。

岡村:じゃあ、宜しくお願いします。

岡村さんは部屋を出る。

平松:平松と申します。どうぞ宜しくお願いします。

小畑:小畑です。名前で、決めました。

平松:はい?

小畑:私が好きなアーティストが平松愛理さんなんで、

平松:あ、あっ、あ、そうなんですね。な、名前で決めた?

小畑:はい、同じ名字の先生だからなんか、直感的に。

平松:直感的に!あ、どんな曲が好きなのかな?
   部屋とYシャツと私?

小畑:YOU ARE MINEです。

平松:YOU ARE MINE!え、えーごめん、知らないなあ。
   ど、どんな曲なのかな。

小畑:もう、これは私の中では、ダントツ1位ですね。まずこれはやりたい。
   まあ全部やりたいんだけどね。

平松:・・やりたい、何を・・。

小畑:私、平松愛理のファンサイトやっているんですね。
   平松先生、MIDIってご存知ですよね。

平松:MIDI、はい、パソコンで音楽鳴らすやつですね。

小畑:それを使って、平松愛理のMIDIをやりたいんです。

平松:おお、ファンサイトでMIDIやりたいんですね。

小畑:目標、100曲。

平松:100曲?!ええ?あなたは平松さんの何?

小畑:ファンです。

平松:あー。100曲、ちょっとまって、えっと、あなたの
   書いてあるアンケート見せてね。確か、初心者って・・

小畑:そうですね。昔、9歳までピアノやって、バイエルは終わったけど」
   その後辞めて、それから20年ピアノ触ってない。

平松:え、どういうこと?音符よめ・・

小畑:忘れました。ははは。音符の意味もあまりわかってない。
   シロマルが一番偉いんですよね?

平松:偉い?シロマル?四分音符のこと?偉い・・かあ?

小畑:羽がつくほど、弱いってそういう記憶。

平松:ん〜なんか間違っているようなあ〜。で?100曲?

小畑:100曲、まずは。本当は全曲制覇したい。

平松:無謀じゃないか〜?それを決めたのいつ?

小畑:3日前。

平松:3日前!すごい思いつき〜。ふふっ、わらっちゃいけない。

小畑:本気ですよ。

平松:MIDIをやってなんか目標あるの?

小畑:いや、ファンサイトコンテンツとして、飛躍したい。

平松:いや、確かに、100曲すごいけど、自分の為にとかじゃなくて、
   自分がアーティストになるとか。

小畑:ん〜確かに、作詞200作は平松さんにFAXしたよ。

平松:ん、やばっ、や〜あの、作詞するなら、自分の曲創った方が
   いいんじゃないかなあ〜       

小畑:うん、それやりたいんだけどね、まずはMIDIから。

平松:うーん、平松さんにとって神様みたいなファンだねー

小畑:んーあんまり考えてない、趣味で好きなことやる、それが
   私の場合、ファンサイトだっただけ。

平松:100曲が目標でいくつやったの?これから?

小畑:1つやっとやったけど、あまりよくわかってない。
   とりあえず、楽譜を打ち込んだだけ。

平松:何やったの?

小畑:愛をあげたい。

平松:ほお〜愛をあげたい。確かに短い曲だし。

小畑:お、知っているんですね。すごい、初期の頃の作品だけど、

平松:あ、そうそう、たまたま、それは買っていたから知っているだけ。

小畑:まずは、楽譜を読めるようになりたい。

平松:ん〜とりあえず、シロマルは強いではないからね、ふふっ、
   じゃあ、授業はまず、この本で音符書くとこからはじめましょうか

小畑:平松愛理の楽譜をインターネットの友達通じて、40ぐらいは
   集められたんだけど、それ以降が見つからない。
   だから、音を聴いて、MIDIに興せるようにしたい。

平松:ん?ソルフェージュ?聴いてる限りでは、それはずっと先の話だよ。
   まずは、音符がよめて、少し慣れてから。

小畑:時間がない、平松が復活しちゃう。

平松:復活う?ふふっ、復活しちゃまずいの?

小畑:ファンサイトとして、復活するまでに、最低、楽譜あるもの40曲
   と、YOU ARE MINEを添えて、盛り上げたい。

平松:ほんとにぃ〜?YOU ARE MINEは無理だよ。
   あ、そんなこといっちゃいけないか。だって
   YOU ARE MINE楽譜ないと思うよ。
   
小畑:そしたら、先生にお金出すから、楽譜創って。

平松:ちょちょちょちょちょ・・

小畑:無理ですか?

平松:いや、技術的には平気だけど、まずは音符を覚えてから。
   え〜と、じゃあ、今日は特別に部屋とYシャツと私、弾いてあげるね。

小畑:本当ですか?ありがとうございます。

平松:ん〜どうだったけな?あ、そうそうこんな感じだったよね?

♪部屋とYシャツと私

小畑:うまい!ほとんど、本人が歌っているように聴こえた!

平松:いやあ〜そうかな。BONちゃ、あ、小畑さんはピアノは弾ける?

小畑:あ、少しは覚えてますよ。フィルコリンズのANOTHER DAY IN PARADISEを

平松:え?あなたもキューピーちゃん?

小畑:キューピー?

平松:ぅふふ、ちょっと生徒さんでファンがいてね。ちょっと弾いてみて。
   ・・ん〜バイエルの力はあるね〜。思い出せば、40曲は出来るんじゃ
   ないかな?YOU ARE MINEはどうかなー

小畑:YOU ARE MINEは先生が。

平松:40曲仕上げたら考えてあげる。

小畑:よし。やってやる。

平松:あ、んとー。今日は体験レッスンなんだけど、継続してやりますか?

小畑:やりますよ。とりあえず、♪教えてください。

平松:ありがとうございます。あと、ソルフェージュ考えているなら、
   作曲のほうの授業も面白いかもしれないよ。
   たとえば、こうやって、先ほどの部屋とYシャツと私の、
   コードを使って・・。違う曲を。

小畑:おお、すごいですね。

平松:これやると、自分の曲ができるし、200の詞持ってるって
   おっしゃったよね。だからオリジナル創れるよ。
   
小畑:MIDIが早く作れるなら受けます。

平松:じゃあ、あと、有名な平松さんの曲弾いてあげるから、歌ってみます?
   今日は体験授業だから、楽しいほうがいいでしょ?
   何が歌いたい?

小畑:美し都

平松:美し都!

小畑:知らない?

平松:いや、知ってますよお。ん〜じゃあ、歌ってみます?

♪美し都

小畑:あ〜楽しい。こんなカラオケもあるんだなあ。
   でも平松先生さすがですね。楽譜なしで弾けるなんて、
   
平松:あ、この曲はたまたま・・。知っていたので、
   私、関西出身なんですね。だからこの曲は知ってる。
   あと、1曲ぐらい、いいよ。有名なやつがいいな。
   そうそう、じゃあ、素敵なルネッサンス。

♪素敵なルネッサンス

小畑:いや〜最高だ。ここいい学校ですね。

平松:そーでしょ?!とりあえず、来週までの宿題、これプリント渡すから
   音符の意味勉強してきてね。

小畑:わかりました。

ノックがする

平松:はい。

岡村:小畑さん、どうですか。体験されて、継続してやってみますか?

小畑:ぜひ、お願いします。できれば、平松先生指名でお願いします。

岡村:了解しました。では、1Fで正式に受講されるので手続きの方
   行いますので宜しくお願いします。

小畑と岡村さんは部屋を出る。

平松:いや、これどーかなー?まずいかなあ。・・まいっか。



SCENE 3   


古川: どうピアノ教室のほうは?感が戻ってきた?

平松: いや、それがね、ちょっとー

古川: どうかしたの?

平松: 体験入学された方がね、BONさんなんだよねー

古川: BONさんってあの、ハワイツアーの参加者の?

平松: そうなのよ。MIDIを習いにきたって。私の楽曲の。

古川: まずいじゃない。一人のファンに優遇しちゃうとあとが面倒よ。

平松: いや、ばれてないのよ、それが。まさか本人がやってるという
    考えは及んでいないみたい。

古川: 知らないふりしてるだけじゃないの?

平松: いやーどうなんだろこれっ。

古川: ハワイのときだって、結構、私はファンの行動を見張っていたんだからね

平松: そうだけどー。でも、私の楽曲のMIDI創る為に習いに来たと
    言われたら、断れなくて。

古川: やばそうならすぐいってくださいね。岡村音楽院と交渉にいくから

平松: できれば辞めたくないんだよなー。島倉先生のこともあるし。

古川: とりあえず、BONを泳がしてみますか。

平松: ん〜。めんどうなことになったら宜しくお願いします。
    BONちゃんだから大丈夫とは思う。

古川: ホームページやってる奴でしょ。私、見張っとくから。



SCENE 4 


小畑が入室する

平松: どう?音符は覚えた?

小畑: とりあえず、平松MIDIが7曲までいったよ。

平松: え?もう7曲?1日、1曲のペース?ちょっと聴きたいんだけど

小畑: ホームページにアップしてあるから聴けるよ。

平松: ・・ん〜と、ひらま・・えっとそのページはどこにあるのかな?

小畑: 去年、念願のヤフー登録の夢叶ったんですよ。
    ヤフーのカテゴリーで平松愛理で出てくるようになったんだよ

平松: そうなんだ、へえ〜。平松えりさん、えりさんってどう書くんだっけ

小畑: 愛にことわりと書きます。

平松: へー。あ、これっ、

小畑: こっちのほう

平松: ・・・手作り感があっていいページね。

小畑: ここの平松MIDIというところ押して、

平松: ・・雪になりたい。ちょっと聴いてもいい?

小畑: どうぞ。

平松: ほお〜。音符わからないのにここまでやった〜。
    実行力はすごいよ。

小畑: まあ趣味だから、別になんとも。

平松: そうだね〜。強いていうならバランス、クリーンギターの音が
    大きすぎるかな。あと、ベースの音はもう1オクターブ下だよ。

小畑: やっていくうち直す。まずは40曲。

平松: ん〜。1日、1曲ははやすぎるんじゃないかなー
    こう、音の強さを音符1つ1つ、決めることができるから
    表情をつけるとか、あたしでも3日かけるよ。

小畑: ホームページは毎日いじくっているから、いろいろわかってきたら
    その都度直す。でも、やはりさすがだなー参考になります。

平松: いや、とてもはじめて1週間とは思えない。

小畑: とりあえず、音符の意味はわかるようになったよ。

平松: それはなによりだね〜。

小畑: あと、コードの意味がわからないんだけど

平松: ん?

小畑: これ、FとGと書いてあるんだけど、どっち?
    Fだと、あってないように感じるんだけど。

平松: あ、これ?これはね、ファがベースの音で、
    その上にソ・シ・レを合わせるという意味」
    Fだけだと間違いだよ

小畑: なるほどー

平松: あなたのレッスンは型通りじゃだめね。先週、音符よめないのに
    今週、和音訊いてくるなんて。

小畑: とりあえず、3月までに40終わらして、最後にYOU ARE MINEだ

平松: YOU ARE MINEは楽譜出してないからなあ。

小畑: いくら出せば、書いてくれます?3万?

平松: い?やや、ちょっと待って。特注のお願い?
    3万って、そんなに払うもんなの?確かに特注楽譜はそのくらいするけど
    なくても、平松さんは40だけで、泣きたいほど嬉しいと思うだけどなー

小畑: 平松さんの復帰は近い。必ず、この曲で復帰する。だからこの曲ははずせない。
    ファンサイトとして。

平松: はー

小畑: 3万でいいですか?いつまでに出来ます?

平松: ちょちょ、3万が妥当かわからないし、ちょっと待って。
   
小畑: 結構、時間かかる?

平松: や、すぐに出来るけどー

小畑: お願いします。先生。

平松: まいったなー。とりあえず、1週間待って。それから決める。



SCENE 5  


島倉: まさか、こんなところまで 来てくれるなんて。

平松:    おめでとうございます。予定より早くお生まれになって。

島倉: 切迫早産にならなくてよかったわ。
    それより、授業は順調?

平松: 順調。島倉先生のカルテのおかげ。

島倉: それはよかったわ。

平松: ただちょっとひとつ、ご相談があって。

島倉: なにかしら

平松: 新しい生徒さん、島倉先生のいない時期に
    入った生徒さんの話なんだけど

島倉: どうしましましたか。

平松: 彼は私のファンで、私の楽曲をMIDIにすることを
    目標に入った生徒さんで、音符も読めないのに4月までに
    40曲仕上げたいといってて、
    問題がそこではなくて、私の新曲の楽譜を創ってって言われてて
    私のマネージャーは、あまりかかわるなといってて。
    どうしようかと思ってて。

島倉: あえて、私はあなたが誰であるかは問わないわ。
    だけど、あなたは今、岡村音楽院の先生よ。
    生徒さんを満足させることが仕事なの。
    楽譜、創ることに迷っているのね。

平松: 古川さんはその楽譜をオークションにだされるかもしれないから
    考えたほうがいいと言ってて

島倉: その生徒さんは、あなたのファンであなたの曲をMIDIにしてるのよね
    生徒さんを信じなさい。月謝安くないのよ。
    あくまであなたは先生、ファンは生徒さんよ。
    愛情を注いであげて。

平松: 島倉先生尊敬する。あたし決めた。

島倉: でもちゃんと楽譜代はいただきなさい。1万が妥当よ。

平松: でもあたしの為に創ってくれるのに、お金とるなんて

島倉: あなたはあくまで先生です。アーティストとファンというのは
    語ってはいけない秘密。人生いろいろよ。

平松: ありがとうございます。



SCENE 6 


平松: 今まで、授業受けてありがとうございまし た。
    あたしは今日で、ここを去ります。
    もともと、あたしは産休に入っている先生の代理先生なの。

小畑: 知っていましたよ。だから僕も今日で卒業。

平松: え、そうなの?

小畑: うん、そう。

平松: あれ、なんで岡村先生それいわないかなー

小畑: でもおかげでMIDIを40曲とYOU ARE MINE
    が仕上がりました。感謝してます。

平松: すごいね、ほんとにやっちゃったね。

小畑: でも、目標は100曲、これからが難関。

平松: ソルフェージュ少しやったから。

小畑: そうだね。

平松: あ、あとね、曲から和音を抽出できる音楽ソフト出るらしいよ。

小畑: お、いい情報。それいいね。ありがとう。でたら買おう。
    それ買ったら100曲いけるかな。

平松: いけるんじゃなーい?

小畑: あと5分ですね。最後にお願い。

平松: ん?

小畑: この楽譜で、YOU ARE MINE歌ってください。

平松: いいよお。特別だからねー

♪YOU ARE MINE


平松: またどこかでお会いしましょう。


小畑: そうですね。




SCENE 7  


ならDJ: 柏高島屋 ステーションモール8F、スタジオK−WEST から公開生放送
            GROOVE FROM K−WEST ならよしたかがお送りしております 今夜のゲスト
             ご紹介いたしましょう。みなさん、会いたかったでしょう。平松愛理さんです。どうぞ。
             どうぞ、どうぞ。宜しくお願いいたします。

愛理さん: 宜しくお願いします

ならDJ: さあ、そんな平松さんなんですけども、さっき復帰という話がありましたが
              この21日、いよいよ復帰となります。シングル、YOU ARE MINE
             部屋とYシャツと私2004 え〜これがあ〜でます!おめでとうございます

愛理さん: ありがとうございます。

ならDJ: ほんとに、待ってたみなさん、というのは、非常に多いです。ええ。

愛理さん: そうですか?

ならDJ: あの〜、いやいや、そうですかって、そうですよね。この拍手の量聞いてくださいよお。

愛理さん: ありがとうございます。

平松は観客席に手を振る