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愛理のオックスフォードの休日

平松の英語家庭教師パロケッティが
ひとつの提案をする。
忙しすぎる毎日に休日旅行を。
それが平松を世界を幅広くされると
言われて、飛びついた平松。
平松はパロケッティの所属している神戸ビーフ大学
の52人の生徒たちとともに、社会人生徒と
して参加してくださいと言われる。
もちろん自身を平松愛理であることをかくして。

SCENE 1

都内某所。ビルの中。平松はラジオの収録をしている。

愛理:    え〜もう終わりですかあ?早いなあ。
       平松火災プレゼンツTO BE YOUR STYLE
       それでは、本日のおさらいをしていきましょう。
       本日のデータパレットのコーナー
       秋になっても着れる?おしゃれTシャツ。
       それからTO BE BEST 5では夏限定、銀座ひんやり
       スイーツ、そして、あ、今週の1曲では、私が7月に出したばかり
       のシングル、女の命は短くて。 そして王麗華先生の占い。
       本日のキーワードは気分転換、でした。
       いかがだったでしょうか。
       番組ではあなたからのお便りをお待ちしております。
       あなたの・・これ意外な本当な話のエピソード、その他なんでも
       結構です。あなたの恋愛相談でもいいですよ。
       宛先は郵便番号000−00千市中央区000−00
       TO BE YOUR STYLEまでです。
       がんがん送ってください。くふっ。お待ちしています。
       平松火災プレゼンツ。TO BE YOUR STYLE
       それではまた来週お会いいたしましょう。平松愛理でした。

声:     はい、オッケーです。
愛理:    終わったあ。
千賀子:   お疲れ様。
愛理:    この番組、まだはじまったばかりなのに3回もためどり
       なんて、ふふっ。
千賀子:   オックスフォードにいきますからね。
愛理:    レディオポップスケッチのためどり終わったし
       あと、行く前の仕事ってなにかあります?
千賀子:   シングルのプロモーションもひと段落ついたし、
       行く前はすべて終了しています。
愛理:    よしっ。いくぞお〜いくぞお〜。

スタッフ:  古川マネージャー。電話です。

千賀子は電話のところに走り受話器を取る。

千賀子:   あっ、パロケッティさん。こんにちは、ラジオの仕事が
       予定通り今終わりましたので、そにらには15:00には
       着くと思います。これからタクシーでそちらに参ります。
       宜しくお願いします。

千賀子は愛理のところへ走って戻る。

千賀子:   今タクシーひろいますので少し待っていてください。
愛理:    ちかちゃん。ありがとう。支度しとくわ。

千賀子は事務所をでる。

SCENE 2

パロケティ教授の部屋の前
部屋の右はじに来客用ソファがある
パロケッティ教授はドアを開けて2人を迎える。

パロケッティ:お待ちしてました。どうぞお座りください。

千賀子と愛理はソファに座る。

パロケッティ:まずは本当に忙しい方なのに企画に参加てくださり
       ありがとうございます。
愛理:    なんか面白そうだし。
千賀子:   聞いてなかったことがあるんですが、
       日本では今大変有名なアーティストです。
       万一に備えて、私と愛理はそばにいさせてもらえると
       ありがたいです。
パロケッティ:その点では大丈夫ですわ。一緒にしますわ。
       もう一度話させていただきますね。
       愛理さんと古川さんは社会人大学生としてオックスフォード
       研修に参加していただきます。
       ただ、あくまで一般社会人大学生としてですので、
       普通にホームステイしていただきます。
       そして、他の学生と同じ学業カリキュラムをくませていただきました。
愛理:    この特別扱いじゃないってとこがいい。
千賀子:   私は大変ですけど。
パロケッティ:もちろん、素性は最後のパーティまでは明かさないでください。
愛理:    んふっ。潜入捜査みたい。
千賀子:   神経使いますね。
愛理:    ちかちゃん、そんなに堅くならないで。
       あたしなんてたいしたことないんだから。
千賀子:   だから大変なんですけどね。
パロケッティ:明かした後は宿泊は別のホテル、別便の飛行機に乗って帰ることに
       なります。
       それからホームステイでは、愛理さんと古川さんは同じ家に
       泊ります。ディングルさんというとこです。
       この人にはただの社会人としかいっていません。
       が、この人はホームステイは慣れていて、危険にさらすことは
       ありませんのでご安心ください。
千賀子:   現地で平松と連絡とりたいんでうけど、現地にポケベルとか
       ありますか。
パロケッティ:大丈夫ですよ。現地でこちらが用意します。
       あと、現地では愛理さんのことを清水さんと呼びます。
       問題ありますか。
千賀子:   大丈夫だと思います。清水という苗字はたくさんあります。
パロケッティ:あと何か困ったことがあったら、私につながるよう
       現地で手配いたしますので。
千賀子:   わかりました。
パロケッティ:明日、成田空港で荷物検査が終わった段階で16:00で
       Hエリアにいてください。私の学生たちもそこに集まります。
千賀子:   わかりました。
パロケッティ:日程のパンフレットは渡しましたよね。
千賀子:   はい、ございます。
パロケッティ:楽しんでください。
愛理:    ふふっ、楽しみ〜。

SCENE 3

成田空港Hエリア
たくさんの生徒がごったがえしている。もちろんその中に
愛理と千賀子は混じっている。

パロケッティ:神戸ビーフ大学の生徒の方、注目してください。
       みなさん、荷物検査の方終わっていますか?
       みなさんにお話しがあります。清水さん古川さん。

愛理と千賀子はパロケッティの横へ並ぶ。

パロケッティ:今回、特別に社会人学生の方も2人参加となりました。
       清水さんと古川さんです。
愛理:    清水です。宜しくお願いします。
千賀子:   古川です。宜しくお願いします。
パロケッティ:二人には、皆さんと基本的に同じ行動をしていただきます。
       皆さん、あたたかく彼女たちを迎えてあげてください。

拍手がおこる。

パロケッティ:17:00になりましたら、搭乗の手続きをします。
       それまでに各自トイレ等済ませておいてください。

BONが二人に近づく。

BON:   清水さん、古川さん、BONといいます。宜しくお願いします。
愛理:    宜しくお願いします。
BON:   清水さん、平松愛理さんに似てますね。

古川が固まる。平松はかけている丸っこい眼鏡をいじる。

愛理:    あ、よくいわれるんです〜。
       カラオケ行くとね、部屋Y歌ってってよく言われるんです。
BON:   僕はCRESCENT MOONSHINEのほうが好きなんですけどね。
愛理:    愛理さんのファンなんですね。
BON:   イギリスのホストファミリーに部屋Yあげてこようと思って。
愛理:    えっ、持ってきたの?!
千賀子:   あ、古川です。宜しく。
       (小声)こいつ、ファンだな。チェックしとこう。

ゆういちがBONに近づく。

ゆういち:  早瀬です。宜しくおねがいします。BON!
       お前、ここでなんぱしちゃう?あの子にいっちゃうぞ。
BON:   そんなことじゃないもん。
ゆういち:  BON!浮気のBON!

愛理は苦笑いをする。
千賀子はパロケッティのところへいく。

千賀子:   BONって人は、ちょっと平松のファンみたいなんであまり
       近づけないよう配慮してください。ばれるんで。
パロケッティ:わかりました。本当に人気な方なんですね。

愛理:    ねえ、なんでCRESCENT MOONSHINE好きなの?
BON:   三日月が好きなんですよね〜。
ゆういち:  俺が平松愛理を教えてあげたんだよ。
愛理:    え?
ゆういち:  俺の彼女が好きなアーティストで、カラオケも歌えないBON
       に俺が教えてあげた。そしたらはまってやんの。
愛理:    ほお〜。
千賀子:   清水っち。
愛理:    はいはい、ちかちゃん〜。また後でね。
千賀子:   (小声)ばれますからあまり話さないでください。平松のこと。
愛理:    (小声)あたし潜入取材好きなんだよねえ〜。

SCENE 4

イギリスオックスフォード 礼拝堂学校
神戸ビーフ学校の生徒52人と愛理と千賀子は
礼拝堂の大広間に集まりイスに座ってきいている。

パロケッティ:ではこれから名前を呼びます。名前を
       呼ばれましたら返事して前に来てください。
       その時にホストマザーを紹介しますから
       ホストマザーについていってください。
       ホストマザーがこれからあなたがたが3週間住む
       ことになる家へと連れて行ってくれます。
       本日はこのまま流れ解散となります。
       明日またここへきてください。でははじめます。
       社会人学生の清水愛理さん、古川千賀子さん、
       前に来てください。

2人は前に行く。

パロケッティ:ディングルさん、お願いします。
ディングル: わかりました。
       清水さん、古川さん、はじめまして。ディングルといいます。
愛理:    はじめまして。清水愛理です。
千賀子:   宜しくお願いします。古川です。
ディングル: オックスフォードははじめてですか?
千賀子:   マイアミには一度いっているんですが。オックスフォードは。
ディングル: あなた英語よくできるのね。
愛理:    ちかちゃん。何ていってるの?
千賀子:   大丈夫よ。たいした会話してない。
ディングル: じゃ、このまま家にいきますのでついてきてください。
千賀子:   宜しくお願いします。

2人はディングルの後に続く。

愛理:    ちかちゃ〜ん。あたし眠いわ。ほんと。
千賀子:   愛理ちゃん。空港のときもいったけど、バック両手で持って。
       日本じゃないんですから。
愛理:    ちかちゃーん。大丈夫よ。あたしも外国それまでそれとなく
       いってるし。肩に力入りすぎよ。
       あたし、どうなるかわからない所に身を置くのが好きなのよね。
千賀子:   出口マネージャーにしっかり頼むと言われていますから。
愛理:    でぐち〜。語尾がのぶるのよね〜。でぐちぃ〜。ああ、ねむっ。
ディングル: 眠たいですか?12時間の長旅ですってね。大変だったでしょ。
愛理:    もお〜。大変。大変。
千賀子:   愛理はあまり英語は得意じゃないので、あたしが話します。
       12時間は遠いですよね。
ディングル: ここから家は30分で着きますので、落ち着いたら寝てくださいね。
千賀子:   ありがとうございます。

彼らは外へ出てディングルの車に乗り込む。
千賀子はその車の走行距離が12万マイルになっているのに気付く。
ディングルは運転する。

千賀子:   よく運転されるんですか?
ディングル: それほど運転しないわ。この車でパブいったり、買い物いったり。
千賀子:   (小声)じゃ古いんだわ
愛理:    ちかちゃーん。今何時。
ディングル: 彼女はなんて言ってるの?
千賀子:   今何時かって。
ディングル: 17:30
愛理:    ありがとうございます。
       (小声 千賀子に)日本時間では?
千賀子:   早朝3:30です。
愛理:    ああ、夜勤だわっふふっ。
ディングル: あなたたちは、社会人大学生ときいたわ。普段は何をしているの?
千賀子:   OLしながら趣味で音楽やってるの。私は彼女のお手伝い。
ディングル: そうなんですか〜。
愛理:    何?
千賀子:   OLで趣味で音楽やってることにしたから。
       キーボード家に持ち込むんだからそうしたほうがいいよね。
愛理:    あたしOLやったことないんですけどお。
千賀子:   そういうことにしましたので。
ディングル: 何か弾けるんですか?
愛理:    愛理がキーボード弾けます。
ディングル: いいわねえ〜。今度聴かせてね。
愛理:    え?YES、YES。
ディングル: 家までまだあるから眠かったら寝ててくださいね。
       私は構いませんよ。
千賀子:   ありがとうございます。
       愛理さん、寝てていいって。あたし起こすから。
愛理:    ちかちゃんこそ、寝なよ〜。今回の旅行は遊びなんだから。
千賀子:   そういうわけにはいきません。

25分が経つ。ディングルが車を止める。

ディングル: 着きました。今、トランクあけるわ。

二人は車を降りてトランクの荷物をとる。

千賀子:   ディングルさん、明日の昼に、愛理のキーボードが運ばれて
       くるんだけど、私たち、その時間学校でして。
ディングル: わかったわ。愛理の部屋のベットにおいておけばいいかしら。
千賀子:   宜しくお願いします。

彼らは家に入る。居間ではディングルの父と、3人の息子たちが
ボードゲームをしている。

愛理:    こんにちは。
子供たち:  こんにちは。
ディングル: 愛理さん、千賀子さん、あなたたちの部屋を案内します。
       2Fよ。

彼らは階段を上る。

ディングル: こちらが愛理さんのお部屋、反対側が千賀子さんのお部屋。
       そしてここがトイレよ。あっちはうちの子供たちの部屋。
       お風呂は1Fのトイレにあるわ。自由に使ってね。
愛理:    素敵なお部屋。
千賀子:   私も同じタイプの部屋なのね。私は狭くてもいいのに。
ディングル: どうして?
千賀子:   いやなんでもないです。
ディングル: 何かあったらいってくださいね。私は1Fにいるわ。

ディングルは1Fに降りる。

愛理:    ちかちゃん、あたし荷物の整理するわ。ちかちゃんもよかったら・・
千賀子:   わかりました。

愛理と千賀子はそれぞれ部屋に入る。
少ししたら、愛理が1Fに降りる。バスルームを見る。

愛理     (小声)ユニットバスだなっ。

愛理はシャワーをひねる。水がでてこない。

愛理:    (小声)あれっ?シャワーが出ない。

愛理はたとだどしい英語でディングルと話す。

愛理:    ディングルさん、シャワーの浴び方を教えてください。
ディングル: 心配ないわ。明日、朝一番近いバス停留所教えてあげるわ。
愛理:    明日?いや、明日じゃなくて・・。
ディングル: 今日はもう暗いわ。明日でお願いね。
愛理:    ええ〜と。テイク・あ・バス。
       テイク・あ・シャワーでどうだ。
ディングル: 何?
愛理:    (小声)いや、シャワーは浴びたいんだけどな。
       わっしゅ・まい・へあ
ディングル: あはははは

千賀子が2Fから降りてくる。

千賀子:   どうしたんですか?
ディングル: 愛理さん、バスよ。発音。
愛理:    バス。あはは。 ちかちゃん、
       シャワーがでないんだけど、どう伝えたらいい?
千賀子:   彼女はシャワーが出ないことに困っているようです。
ディングル: うちはシャワーは使わないわ。
千賀子:   え?
ディングル: 熱いお湯と冷たい水を湯船にためて、その湯船で髪を洗うのよ。
千賀子:   そうなんですか。難しいカッコになりますね。
ディングル: 普通よ。
愛理:    ちかちゃん何?
千賀子:   桶がひつようね。明日買いにいきましょう。
       湯船にお湯ためてそこで髪を洗うそうよ。
愛理:    え?湯船の外はすぐトイレだったよ。
千賀子:   ディングルさん、髪はどうやって流すのかしら。
ディングル: 流す?泡のまま、髪を拭くのよ。
千賀子:   文化が違いすぎるわ。ははは。
愛理:    楽しい〜。

SCENE 5

60番バス停乗り場前
パロケティと愛理はお話している。
千賀子が走って彼女たちに近づく。

千賀子:   すみません。パロケティさん。お待たせしました。
パロケティ: 大変ねえ。じゃあ私はこれでいいかしら。
千賀子:   ありがとうございます。
愛理:    先生、また宜しくお願いします。
パロケティ: 旅は貴重な体験よ。

パロケッティが立ち去る。60バスがくる。彼らは乗り込む。

千賀子:   タクシーでもよかったのに。
愛理:    異国にきた感じがそれじゃ味わえないわ。

2人は座る。

愛理:    何やっていたの?
千賀子:   桶を買っていたのよ。急ぎで。
愛理:    あ〜あたしも見たかった〜。
千賀子:   今日はとりあえず買ったということで。時間があるときに
       愛理さんのお気に入りを買うことにしましょう。
愛理:    あたしねえ、結局ねえ、昨日、冷たい水のでる蛇口に
       頭突っ込んで髪洗ったのよ。冷たかった〜。
       熱いお湯の出るところがとてもあつくて〜。
       おかしくてわらっちゃったわ。
千賀子:   私と同じですね。ミリオンセラーのシンガーソングライター
       なんだから、やはりホテルにしてもらうべきだったわ。
愛理:    この一般と同じってのがいいのよ。
千賀子:   マネージャーとしては大変なんですけど。
愛理:    くふう〜。このバス降車ボタンがないのね。
千賀子:   パロケティさんにきいたのだけど、オックスフォードのバスは
       降車するには上方にあるひもをひっぱるんですって。
       そして立つとバスは止まるらしいわ。
愛理:    だから、立ってる人がいないんだ。

バスが止まり、犬が乗りこむ。

愛理:    うわっ、犬が座席すわったあ。日本じゃありえない。
千賀子:   そうですね。

25分のる。

愛理:    あれっ、この辺見たんだけどもう家近いんじゃない?

愛理は不意に立ち上がる。急にバスは止まり、ドアが開く。

千賀子:   ドアが開いたわ。降りるしかないわね。

二人は降りる。

愛理:    ええ〜とお。ここら辺だと思ったんだけどなあ。
千賀子:   いや、もうちょっと先かもしれません。
       似たような風景だから。
       パロケッティさんに連絡してタクシーを手配させますか?
愛理:    ちかちゃん。歩こう。芸術はライブですから。
千賀子:   道に迷うとは別だと思うんですけど。

40分後、家の前に着く。

愛理:    19:30になっちゃった〜。おなかすいた〜。
千賀子:   40分あるきましたからね。

ディングルがドアを開ける。

ディングル: 遅かったのね。もう夕食は食べてきたんでしょ?
愛理:    夕食のこといってる?あいむ・はんぐりー
ディングル: え?遅いからてっきり食事終わったものと思って
       夕食は作ってないのよ。
愛理:    なんていってる?なんか悪い予感。
千賀子:   夕食作ってないって。
愛理:    ・・・・・おなかすいたあ。
千賀子:   桶かったときにパンも買っておいたからあとで食べましょ。
愛理:    ちかちゃん、えらい!
ディングル: 買っておいたの?よかったわ。飲み物とデザートならあるから
       よかったらどうぞ。冷蔵庫勝手にあけていいから。
千賀子:   ありがとうございます。
愛理:    ちかちゃん。うめぼしのおにぎりとかある?
千賀子:   ないない。
愛理:    あ〜。うめぼしもってくるんだった。
ディングル: うめぼし!味噌汁!納豆。日本のフード。
愛理:    おっすごい。
ディングル: あたし全部食べたことあるわ。
愛理:    イート。食べたの?味噌汁どうやって飲んだの? 
       日本の学生が味噌汁ここで作ったのかしら。
ディングル: 日本のコンビニとかでカップの味噌汁とか持ってきたわ。
       前にきた、日本の学生さん。
       私味噌汁好きだわ。だけど、納豆は嫌い。
       でも同じ、大豆っという豆で作られているというじゃない。
       なんでかしら。
千賀子:   発酵かあ。日本の味を理解するのは難しいかもね。
愛理:    納豆ってくさっているからね。
ディングル: (日本語)くさって?!そうくさってる。だから食べられない。
愛理:    すごい。日本語できるっ。
ディングル: (英語)ちょっとだけ。そうそう、今日の朝は食事作ったけど、
       いつもは朝はフレークなの。朝早く学校に行くんでしょ?
       牛乳は冷蔵庫に入っているから使って食べてってね。
千賀子:   ありがとうございます。
       うちらは2Fに行きますね。
ディングル: あっ、ケーキ2切れちょうどあるから持っていって。

ディングルは冷蔵庫からケーキを取り出し、千賀子に渡す。
またグラスを2つ取り出し、オレンジジュースを入れる。

ディングル: ではお休みなさい。
愛理:    ぐっない。

愛理はグラス持ってと千賀子はケーキ持って2Fに行く。

愛理:    あたしの部屋で飲み会だ。あ、キーボードが届いてる。
       あとで遊ぼ。

2人は部屋に入る。

愛理:    ちかちゃん。ビールじゃないけど乾杯!
千賀子:   乾杯。

彼女は1口飲む。

千賀子:   ・・あまいですね、これ。
愛理:    甘くて飲めないわ、甘い!
千賀子:   水も買ってあるんで。
愛理:    ちかちゃん、尊敬するう。
千賀子:   想定内です。
愛理:    あの〜。ジュースが甘かったってことは、このケーキも?!

愛理はケーキを一口。

愛理:    甘い。すんごく甘い。とりあえず、コーヒーのブラックほしい。
千賀子:   それも用意しておきました。
愛理:    んっふふ。
千賀子:   ふふふ。
愛理:    とりあえず、パンとエビアン!

SCENE 6

ディングルの家 朝07:30
愛理は1Fの居間からベランダをぼおっと見ている。
千賀子が2Fから荷物持っておりてくる。

千賀子:    愛理ちゃんおはよう。07:20に起しに行ったら
        もういなかったから、どうしたのかなって。
        もう下にいたのね。朝はもう食べたの?
愛理:     ううん。これから。
千賀子:    じゃあ、用意するわね。確か朝はフレークだったわね。
愛理:     大丈夫よ。あたしがやるわ。
千賀子:    朝、フレークなんて。最近食べたことないわ。
        あ、あたしやるからまってて。

千賀子は台所からさらを二枚探し、ゆすぐ。

千賀子:    フレークはと。

千賀子はフレークを2枚のさらにいれ、冷蔵庫から牛乳を取り出しかける。

愛理:     ちかちゃん。ありがと。
千賀子:    甘くないかな?
愛理:     ええ?これも甘いってやつ?

愛理が一口

愛理:     ・・大丈夫、甘くない。食べれる。
千賀子:    ほっとしたわ。朝の食糧は用意してなかったから。
愛理:     うしし。
千賀子:    ふふっ。
愛理;     ちかちゃん。今日ってどんな感じだったっけ?
千賀子:    え?昨日のオリエンテーション聞いてなかったの。
愛理:     時差ぼけがまだあの時治ってなくて・・。
千賀子:    今日は午前中、クラスで英語を勉強した後、みんな
        担当のチューターと対面して、その後、一緒に昼食とるの。
        そのあと解散。午後は自由行動。
        私たちのチューターはクリスという人ね。

2人が食べていると、10歳のトーマスが1Fに降りてくる。

トーマス:   おはよう。
千賀子:    おはよう。
愛理:     おはよう、ええと。
トーマス:   トーマスです。
愛理:     トーマスさんおはよう。
トーマス:   お姉ちゃんたちはどこからきたんだっけ?
愛理:     日本よ。
トーマス:   日本。日本って、侍ってまだいるの?
愛理:     侍?江戸時代か。ははは
千賀子:    トーマス君、侍は100年前はいたんだけどね。
トーマス:   日本好き。ファミコン持ってる。
愛理:     ファミコンあるんだ〜。
        (小声)シャワーもでないのに・・。
トーマス:   昨日、ママと一緒にキーボード運んだんだけど何につかうの?
千賀子:    私たちはOLなんだけど趣味で音楽やるの。
        だから持ってきたのよ。
トーマス:   へえ。好きなアーティストは誰?
愛理:     好きなアーティスト・・・。カーペンターズ。んふふっ。
トーマス:   うちはフィルコリンズが好きなんだ。
        今度きかせてよ。べスと遊んでくる。

トーマスは中庭に出て、犬とじゃれあう。

愛理:     ああ〜いい光景。のんびりした朝って感じ。
千賀子:    日本ではちょっと忙しかったですからね。
        でも日本に戻ったらまた忙しいですよ。
愛理:     ああ〜いわないでえ。このままほおけていたい〜。
千賀子:    07:45にはでないと、バスに遅れてしまいます。
愛理:     ちかちゃん、日本でもオックスフォードでも
        スタイルは変わらないのね。

SCENE 7
礼拝堂学校ーお昼前。
生徒たちは大広間に集まってお話している。

パロケッティ: はい、皆さん。これからあなたたちのチューターを
        紹介いたします。チューターの家に行き、週に5回
        月曜日から金曜日までレッスンを受けてもらいます。
        この学校には週に2回水曜日と金曜日午後にきてください。
        今日はこれで自由解散となります。
        それでははじめたいと思います。
        最初に、社会人学生の清水さんと古川さん。
        前に来てください。
千賀子:    はい。愛理さん、前にいきますよ。
愛理:     わかった。

二人は前に行く。

パロケッティ: お二人にはクリスです。
クリス:    は〜い。はじめまして。
愛理:     はじめまして。
クリス:    外に出てランチにしましょう。
        お二人は社会人学生なんだとか。なんでこの研修に参加を?
千賀子:    私たちOLをしてて、ちょっと勉強かねてイギリスに
        行きたいということで。
        パロケッティさんと知り合いだったのでこの研修に参加したんです。
クリス:    いいですね〜。勉強は任せてください。
愛理:     どんな勉強するんですか?
クリス:    ジャーナルを書いていただきます。
愛理:     ジャーナル?
クリス:    毎日いいことがあったこと、なんでもいいから
        英作文にしてください。私は読んで添削します。
愛理:     ちかちゃん、なんて言ってる?
千賀子:    英語でいいこと日記書いてだって。
愛理:     いいこと日記か。

彼らは外に出る。

クリス:    今日はスクエアガーデンにいって、昼食をとりましょう。
千賀子:    いいですね。
クリス:    ふうおおおおおおおー!
愛理:     何?
クリス:    へい!これはイギリスの風習だ。美人をみたら、
        うふおおおおおおおおー!っていってあげるんだ。
        リピートしてみて。ふううおおおおおー!
愛理:     ・・・・んふふっ、なんか芸人さんみたい。
千賀子:    ・・・・・
クリス:    のりわるいですねえ。ははは。
愛理:     あたしたちにはいわないの?ふうおおおお〜って。
クリス:    生徒さんには言わないルールなんだ。
千賀子:    くっくっ。
愛理:     あ、そう。

彼らはスクエアガーデンに着く。

クリス:    ここでお昼にしよう。このイスと机はここ一帯の店のもの
        だから、どこに座ってもいいんだよ。
        僕たちはここで、トニーを待つ。好きなお店で何か買ってくるといい。
千賀子:    わかりました。愛理ちゃん。何食べたい?
愛理:     あ〜。何があるかな。あ〜あれ!SUBWAYみたいなやつ。
        あれがいいな。
千賀子:    ではいきましょう。

二人は買い物に行く。TONYと早瀬とBONがクリスに近づく。

クリス:    トニー早いな。
トニー:    君のあとすぐコールがあったからな。
クリス:    あ、君たち、なんか買っておいで。俺らはここで待っているから。
早瀬:     BON!ハンバーガー買いにいこうぜ。
BON;    わかった。

早瀬とBONは近くにあるハンバーガー屋へいく。
6分経つ。
愛理と千賀子が戻ってくる。同じタイミングで早瀬とBONが戻ってくる。
彼らはイスに座る。

早瀬:     あれ?清水さんと古川さんじゃないですか。
千賀子:    ・・・こんにちは
        (小声)この子たちか。
トニー:    今日、神戸ビーフ大学の集まりがあってランチを
        チューターと過ごすっていう話しを聞いて。
クリス:    そうそう、だったらトニーと俺であって、交流深めようと
        たまたま話したんだよ。
千賀子:    たまたまなんですか。(小声)仕方ないわね。
愛理:     こんにちは。
BON:    こんにちは。
早瀬:     ホストファミリーの家はどうでした?
愛理:     いや〜シャワーが出なくてまいっちゃった。ははは。
        あなたのところはシャワー出た。
早瀬:     うちは出たよ。
愛理:     うちだけか!
BON:    うちのところも出なかったよ。出るところと出ないところ
        あるみたい。家によってかなりルールも違うみたいだし。
早瀬:     喧嘩した人もいるらしいですよ。
愛理:     そうなんですか。
早瀬:     BON!あのこと、お姉さまに相談すれば。
愛理:     なになに?気になる。
早瀬:     こいつ恋に悩んでるんだよ。ここにきても忘れられない。
BON:    そんなんじゃないよ。
早瀬:     BON!のもう!そうだ、明後日、パブいこう!
        想いのたけをパブでお姉さんに話すんだ。
愛理:     何?パブ?あたしいきたい!
千賀子:    愛理さん!
愛理:     いいじゃない。この子たちは大丈夫よ。
早瀬:     そいつはわからないぜ。恋におぼれて、抱きついて
        くるかも。
愛理:     くふう。BONさん、赤くなってる。
BON:    そんなんじゃないよ。
早瀬:     じゃ、BON、明後日19:00にA’sパブで。
愛理:     じゃ、あたしもその時間いくわ。
早瀬:     え?ほんとに来てくれるんですか。
千賀子:    ・・・・気が向いたら、伺うわ。店にいるんですよね。
クリス:    きみたちたのしそうだね。僕らはそろそろ退散するので、
        食べててください。明日は60番バスでジャックストローレーン
        のところで降りて、8:45に待っててください。
        迎えにいきます。
千賀子:    わかりました。

SCENE 8

ディングルの家16:15
愛理と千賀子とディングルさんは居間にいる。

千賀子:   愛理ちゃん、ほんとにいくの?
       気が向いたらといっておいたから、いかなくても
       大丈夫なんですよ。
愛理:    いいじゃん。楽しそう。
千賀子:   ほんとにっ。
ディングル: 愛理さん、千賀子さん、今日は夕飯食べてくの?
       何か今日遅くに出かけるといったわね。
       今から支度すれば、すぐにできるから夕飯作るわよ。
       食べていけば?
千賀子:   愛理ちゃん、夕飯食べていけばといってるけど。
ディングル: おいしいわよ。食べていけば。
千賀子:   どうする愛理ちゃん。
愛理:    任せる〜。
ディングル: あたしの料理はおいしいわよ。
千賀子:   じゃ、お言葉に甘えて。
ディングル: わかったわ。これから用意するから。できたら呼ぶから
       それまで待っててね。すぐできるから
愛理:    んん〜。家で食べるのね。じゃあたし2Fに行って
       キーボード弾いてるわ。
千賀子:   あたしも2Fにいくとするか。

二人は2Fにあがる。

千賀子:   え〜と、19:00にA’s パブだから、時間に余裕ができちゃうけど
       17:55の60バスに乗る必要になるわね。
       ここからバス停まで歩いて10分。
愛理:    何を調べているの?
千賀子:   本当にいくんですよね。だったら調べておかないと。
愛理:    ちかちゃん。いきあたりばったりの旅もいいものよ。
千賀子:   でも、ここの付近のバスは1時間に1本しかこないから、
       いけなくなりますよ。それこそタクシー呼ぶことになります。
愛理:    え〜それじゃつまらない。普通に行って楽しみたい。
千賀子:   その普通ってのが難しいんですけどね。
愛理:    ちかちゃん、じゃああたしキーボード弾いて遊んでるわ。
千賀子:   わかったわ。

17:35

ディングル: 愛理、千賀子!夕食が出来たわ。
愛理:    わかった。今いくわ。

千賀子が時計見る。

千賀子:   愛理ちゃん、もうバスで行くのは間に合わないわ。
       タクシーを呼んでいきましょう。もう時間がないわ。
愛理:    え?今何時?
千賀子:   17:35分よ。バスに乗るにはここを10分後には
       でないといけないわ。タクシーでいきましょう。
愛理:    タクシーはいや。急いで食べていく!
       今のあたしは一般人、清水絵里です。
千賀子:   愛理ちゃん。

2人は居間に降りてくる。ディングルが居間で待っている。

ディングル: うちでは本当はテーブル使わないんだけど、あなたたちの為に
       テーブル広げたわ。
千賀子:   ああ、だからこのテーブル折りたたみなんですね。
ディングル: イギリスではテーブルでだんらんっていう習慣がないのよ。
       私たち家族は皿をもってテレビみながら食べるわ。
千賀子:   そうなんですか。
愛理:    ちかちゃん、食べるよ。あつっ、あつっ。

愛理はじゃがバターチーズのせとイカリングを食べる。
それを見て千賀子も食べる。

ディングル: そんなにがつがつ食べてくれる女の子はじめてみたわ。
       おいしい?
愛理:    デリシャス!デリシャス!あつっ。あつっ。
ディングル: ゆっくりたべてね。
愛理:    (小声)そういうわけにはいかないのよ。
千賀子:   (ため息)もっと優雅に食べましょうよ。
愛理:    平松愛理、オックスフォードでがっつく。くふっ。あつっ。
千賀子:   仕方ないですね。

17:52 愛理と千賀子は荷物を持ち玄関に行く。

ディングル: あらっ、もう出るの?気をつけてね。23時までには戻ってきてね。
       寝てるけど。
千賀子:   わかりました。
愛理:    いってきます。

愛理と千賀子は玄関をでる。ドアがしまる。

愛理:    あと3分!ちかちゃん。走るよ!
千賀子:   なんの運動会かしら。全く。私は別に構わないですけど。
       慣れてますから。

二人は三分分走るが、愛理があるきだす。

愛理:    ・・・あれだあ。もう間に合わないわ。もうでちゃう。
千賀子:   仕方ないですね。

千賀子が猛スピードで走りだす。一度、発車しようとしたバスがハザードランプつく。

千賀子:   愛理ちゃん。早く、バスがまってくれているわ。

二人はバスに乗り込む。バスの乗車人から拍手が起こる。

客:     いいランナーだ!
客:     オックスフォードで走ってる人みたのはじめてだ!わはは。
愛理:    あれ?この喝采は?あたしたち英雄扱いなんですけど。
千賀子:   仕方ないですね。私もくせがでてしまいました。

二人は拍手を浴びながら席に着く。

愛理:    くふっ。楽しいっ。うちらあほだよね。
千賀子:   アホですね。完璧に。
愛理:    くふっ。もう、あの夕食濃いんだけど。
       チーズにバターのじゃがいもと、イカリングとフライドポテトよ。
       胃がもたれちゃうわ。あははは。
千賀子:   そうですね。

バスは発車する。

千賀子:   まあ、このバスに乗っちゃえば、30分で繁華街につきますから、
       時間に間に合いますね。別に19:00ぴったりに彼らのところに
       いかなくてもいいし。仕事じゃないですから、彼らと会うのは。
愛理:    どこかいいとこある?
千賀子:   ほとんどの店は17:00で閉まっちゃうのですが、遅くまでやってる
       お土産屋さんがあるわ。そこで時間をつぶしましょう。
       A’Sパブもちょうどその方向ですし。
愛理:    いいね。でもあまり時間に遅れたくないわ。
       BONちゃんって子、気になるし。
千賀子:   深いファンと関わるのは・・・あとあと面倒ですし。
愛理:    大丈夫よ。あたしひとを見る目あるんだから。
千賀子:   そうなんですか。
愛理:    あ、ちかちゃん、信じてないなあ!もう!

SCENE 9
A’s パブ (19:20)
たくさんの人がビールやつまみなどを楽しんでいる。
早瀬とBONはカウンターで飲んでいる。
愛理と千賀子は店に入ってくる。

早瀬:    あ、本当に来てくれたんですね、清水さん、古川さん。
       よかったな。BON
BON:   いやっ、あの〜
早瀬:    こいつは恋におぼれてまして。
愛理:    あはは、心ここにあらずってやつう〜。
BON:   いや、そんなわけではないんですが。
早瀬:    まあまあ、お座りください。俺の店じゃないけど。
       BON、お前、清水ねえさんの隣がいいんだよな。
愛理:    あはは、じゃ失礼するよ。BONちゃん。
BON;   は・・ははい。

愛理と千賀子はバーカウンターに座る。

早瀬:    うちの学生はPIMM’Sのレモネードが好きなんだ。
       こいつの酒もPIMM’S,レモンサワーみたいなもんだな。
       俺は強いビールが好きだからSTOUT。
愛理:    あっ、じゃああたしSTOUTにしよっと。
       ちかちゃんはPIMM’Sの方がいい?
千賀子:   そうですね。
早瀬:    BONがおごってくれるって!なっ、BON。
千賀子:   いや、これは・・
愛理:    (ウインクする)ちかちゃん。
       おごってもらお〜かなあ。BONちゃん。
BON:   あ、はい。
早瀬:    このレディに、STOUTとPIMM’S
       ハーフパイントで。
バーテンダー:了解いたしました。
愛理:    で、BONちゃん何悩んでんの?
BON:   話す内容じゃ・・・
早瀬:    今頃、照れてどうする?こいつ、大学の傍のコンビニで働いていて、
       で、そのバイト仲間に好きなやつがいて。
       もとちゃんっていうんだけどな。BONはもとちゃんが好きで好きで。
       でももとちゃんは、うちの大学のアメリカ人留学生、ケニーが好きで。
       でも、もとちゃんはあまり英語ができない。でも想いを伝えたい。
       で、BONにケニーへラブレターの文章を英訳して渡してるんだよな。
愛理:    あ〜〜〜。いい人ってヤツ?
早瀬:    俺はもうやめて、もとちゃんに告白しろっていっているのに、こいつは。
       いつか気づいてくれるなんて思ってるヤツなんだな。
BON:   そんなんじゃないやい。ケニーは卒業したらアメリカに帰っちゃうから
       期間限定でやってあげてる。
愛理:    ふうう〜ん。それじゃあなたに春はこないよ。
       好きだったら告白しなきゃ。もとちゃんアメリカにいっちゃう
       かもしれないよ。
BON:   そうかなあ。
愛理:    そういえば、BONちゃんって平松愛理のファンだったよね。
BON:   うん。
愛理:    何もってるの?
BON:   マイ・ディアとエリズム。シングルイズ・ベスト
       最近のシングルでは女の命は短くて。
愛理:    あたしももってる!いいよね〜。
       そうそう、2枚目のとっておきの20秒って持ってる?
BON:   もってないです。
愛理:    まだ手に入るはずだから、買ってみて。
       そこの’雪になりたい’って曲聴いてみて。今のあなたにぴったりよ。
BON:   本当ですか。買ってみます。
愛理:    まあとりあえずあたってくだけろですよ。
BON:   前の恋はあたってくだけちゃったんです。
早瀬:    そうそう、こいつ、前は大学で好きな子ができて、告白したら
       親友でいたかったのにと泣かれて。
       俺からみたら、いい断り文句なんだけどな。
BON:   その人にはエリズムをかして、一緒にCRESCENT MOONSHINEを
       歌ったんです。
愛理:    だから好きなのかあ。あれ?あれってそういう曲だっけ?
バーテンダー:お待たせしました。

愛理と千賀子は飲む。

SCENE 10

ディングルの家ー愛理の部屋(朝09:45)
愛理は机にキーボードを置いて弾いて、作曲をしている。
千賀子がノックする。

愛理:    は〜い。
千賀子:   入ります。

千賀子がドアを開ける。

千賀子:   あれ、作曲活動ですか?
愛理:    最終日に、平松愛理であることを学生さんに明かして
       最後、ミニライブをやるじゃない。
千賀子:   そうですね。
愛理:    新曲をやりたくなってきちゃって。
千賀子:   ’平松愛理’に戻ってますね。
愛理:    おとといのBONさんの、なんか形にしたくてね。
千賀子:   あ〜あの子か。あの子の為に作るんですか?
愛理:    一般化してみなに伝えようと思って。
千賀子:   それは懸命です。
愛理:    んふふっ
千賀子:   今日は一日、作曲活動しますか?
愛理:    え?何かあるの?
千賀子:   ディングルさんが言ったんだけど
       今日繁華街で遊園地が来るみたいで。よかったら車出すって。
愛理:    遊園地がくるってどういうこと?
千賀子:   この地域には遊園地がないので、大型トレーラーを何台か
       使い、歩行者天国にして祭りをやるみたいなの。
愛理:    面白そう!行こう!
千賀子:   作曲は大丈夫なの?
愛理:    詞の一部分がちょっとできてないだけ。ほとんどできた。
       最終日はまだ先だし。
千賀子:   わかりませんよ。日本で仕事の電話がなってるかもしれません。
愛理:    おどかさないでよ〜。まだ休日を楽しみたいんだから。

1Fからディングルの声がする。

ディングル: 遊園地に行く?車出すけど。
愛理:    あ、行く行く。

愛理と千賀子は1Fに降りて、ディングルとともに家を出て車に乗る。

愛理:    ちかちゃん、今日の祭りのことを訊いて。
ディングル: まつりのこと。大丈夫、少し日本語わかる。話せないだけ。
       オックスフォードの祭りは年1回あるのよ。この地域には
       遊園地がないから、大型トレーラー数台でアトラクションを
       この街まで移動させるの。もちろんジェットコースターは
       ないけれどね。トップスピンがあるわ。
千賀子:   トップスピンって何ですか?
ディングル: 絶叫マシンよ。トップスピンみたいにくるくる回るの。
       楽しいわよ。
愛理:    何て言ってる?
ディングル: 絶叫マシンのアトラクションがあるらしいわ。
愛理:    うわお・・。
ディングル: もちろん、出店とかもあって。いい時期にここにきたわね。
千賀子:   楽しみです。
ディングル: 私は今日、用事があって、あなたたちを現場でおろしたら、
       市外にいくの。帰りはバスで帰ってきてね。
千賀子:   そうなんですか。車出してくださりありがとうございます。

30分後、繁華街に着き、愛理と千賀子は降りる。

愛理:    ディングルさんありがとう。

車は出る。

愛理:    あの通りが、人がすごいわ。
千賀子:   多分あの通りがメインね。いってみましょう。

愛理と千賀子は歩行者天国になっている通りへと行く。
入り口付近で、早瀬とBONがいるのを見つける。
BONはフライドチキンを食べている。

愛理:    ああ!早瀬くんとBONちゃん。
早瀬:    奇遇ですね。こんなひとだかりのとこで出会うなんて。
千賀子:   縁がありますね。ほんと。
早瀬:    おとといはありがとうございました。おい!BON!
BON:   あ、ありがとうございました。
早瀬:    清水さん、こいつにいってやってくださいよ。
       こいつ、ここにきて食べてばかり。
愛理:    くふぅ。
早瀬:    いいかげんにしないと太るぞ。もう太ってるけど。
愛理:    もとちゃんに振られちゃうぞお〜。いいのお?
BON:   あ、それはまずいんですす。
愛理:    んっふふ。
早瀬:    あ、そうそうチューターってクリスさんだよね。
千賀子:   チューター。ああ、そうね。
早瀬:    うちのチュータートニーっていうんだけど、友達なんだ。
愛理:    え?そうなんだ。
千賀子:   愛理ちゃん、一緒に昼食食べたじゃない。
愛理:    あ、そうだっけ。
早瀬:    清水さん、天然ですね。ははは。トニーがいってたんだけど、
       クリス、恋におぼれてて。
愛理:    え?
早瀬:    おとといの夜、振られたといってトニーと連れまわした挙句、
       トニーがかえった後も、一晩中、ナンパしてたみたいなんだよ。
愛理:    うそ〜。だから昨日の授業、映画みせられて、感想書いて、
       終わったら自由に帰ってって。言ったのか。
千賀子:   ぶっとんでますね。
愛理:    くふ〜。ふうおおお〜とかいってるだけある。くふふっ。
早瀬:    まだBONのがましだな。
愛理:    一途っぽいもんねえ〜。くふふ。
早瀬:    あ、そうそう、トップスピンのりました?
千賀子:   いえ、まだわたしたちきたばかりなので。
愛理:    あれ!のりたい!
早瀬:    BON!清水さんと一緒に乗れ!
BON:   あんなののったら食べたものでちゃう。
愛理:    きたな〜。
早瀬:    BON、ここはのってあげないと男がすたるぞ。
BON:   わかりましたよ。
早瀬:    古川さんはのらないんですか?
千賀子:   ・・私はいいです。
愛理:    BONちゃんいくよ。

愛理とBONは場所に行き、マシンの座席にすわり固定する。

プレゼンター:さあ、勇気ある方ようこそトップスピンへ!
       このマシンは上に行きながら、トップスピンのように回転する
       絶叫マシンだ!座席の上にあるホルダーを離さないでくれよ。
       それ以上の勇気はいらないさ。さあ、勇者よ。用意はいいか!
       あれ?用意はいいか!スイッチオン!

マシンは派手に動きはじめる。

千賀子:   あれは酔いそうですね。
早瀬:    あいつ、気持ち悪くなったりして。

プレゼンター:さあ、2セットが終わりだ。え?足りないだと?

BON:   たりてる。たりてる!
愛理:    あ〜〜〜〜〜

プレゼンター:足りないかあ!仕方ない、ボーナストラックだ!スイッチオン!

マシンが派手に動き、とまり、2人は出てくる。

BON:   気持ちわるくなっちゃったよ。
愛理:    あたしもお〜。あはは。
千賀子:   今、エビアン出しますね。

千賀子はエビアンのペットボトルを出して開けてストローを入れて
愛理に差し出す。

千賀子:   ・・・・BONさん、胃腸薬と正露丸ありますが。
BON:   あ、胃腸薬を・・・。
早瀬:    BON。二人の美女にいたれりつくせりだな!
BON:   いや・・えええ。
千賀子:   たまたまもってるだけなんで。
早瀬:    ははは

SCENE 11 
ディングルの家ー(19:30)
愛理と千賀子は1Fに降りてくる。

ディングル: 愛理、千賀子。今夜私は、息子といとこと一緒にパブへいくのよ。
       一緒にいく?
千賀子:   愛理ちゃん、ディングルさんパブいくんだって。一緒にいくかって。
愛理:    いいねえ。いこう。
千賀子:   いきます。今用意します。

ディングルとトーマス、愛理と千賀子は車に乗る。車は動く。
ディングルはカセットテープを内蔵デッキにいれ、鳴らして歌う。

ディングル: らららららら=〜♪
愛理:    (小声)ちかちゃん。このひとも面白い人だよね。
千賀子:   (小声)そうですね。
ディングル: 3、4分で着くからね〜。家の裏の近くにパブがあるのよ〜。
愛理:    パブって子供も連れていくのね。
千賀子:   訊いたんだけど、イギリスののみやって日本と違って
       一家だんらんとして、パブを使うみたいですよ。
愛理:    へえ〜〜
トーマス:  ねえねえ!釣りってやる?
愛理:    フィッシング?いやあ〜もっぱら音楽ばかりやってて、
       つりは〜。
千賀子:   私たちは音楽に興味がるのよ。
ディングル: この子はねえ。釣りが好きなのよ。週末になると、お父さんと
       釣りいくのよね。今日は釣れたの?
トーマス:  今日はだめだった。
ディングル: そう。まあ来週はうまくいくわよ。らららら〜♪

5分後、パブに到着し、車から降りる。
彼らはオープンテーブルのほうへいく。
いとことおじいさん、おばあさんはすでにはじめている。

千賀子:   はじめまして。ホームステイしている、古川です。
       こちらは清水。
愛理:    どうもお。
千賀子:   清水はあまり英語ができ・・・
お爺さん:  ああ〜堅い話はぬきにして、何飲む?
愛理:    ドリンク?STOUT!
お爺さん:  スタウト?アイリッシュビール?強いな!ほっほっ。
       スチュワート!スタウト2つ買ってきてくれ。
スチュワート:わかりました。
千賀子:   ドリンクなら私が。
お爺さん:  いいんじゃ。いいんじゃ。彼はわしの孫じゃ、気にせんでくれ。
       ええと、君たちは日本人?
千賀子:   日本人です。
お爺さん:  日本人の学生はひさしぶりだなあ。ん〜。
ディングル: 彼女たちは神戸ビーフ大学の社会人学生の人なのよ。
お爺さん:  ほう、君たちは社会人で大学生か。
千賀子:   いえ、神戸ビーフ大学のパロケティ先生と交流があって、
       参加したんです。
お爺さん:  パロケティ。・・よくわからんが、宜しく。
       普段は何の仕事してるんだい?
トーマス:  彼女たちは歌をうたうんだ。
お爺さん:  おお、ミュージシャンの人か。そうか。
千賀子:   いえ、普段は会社で事務職をしていて、趣味でやってます。
お爺さん:  おお、未来の有名ミュージシャンだな。
       サインでももらっておくかな。あとあと値打ちがでたりしてな。
千賀子:   (小声)今でもそうですけどね。

スチュワートがビールを運んでくる。

愛理:    ありがとうございます。
千賀子:   では失礼して。

愛理と千賀子は飲む。

千賀子:   (小声)確かにこれ、濃いですね。
お爺さん:  ほっほっ、いいのみっぷりじゃの!
       まあゆっくりしていきたまえ。
トーマス:  お姉ちゃんたちは、家でキーボード弾いているんだよ。
       わざわざ家に運んできたんだ。
お爺さん:  ほう。本格的だな。なあ。この子たちはいつまでホームステイだ?
ディングル: あと10日ほどだわ。
お爺さん:  じゃ、来週日曜日でも、君たちのライブ聴きにいくか。
       キーボードあるんじゃろ?家の中だからアンプもマイクも
       いらないしな。
千賀子:   ちょっと愛理に訊いてみますね。
       (愛理へ)愛理ちゃん。この家族のために、次の日曜ミニライブする?
       ディングルさんの家でやるんですって。
愛理:    え?マイクもなしに。
千賀子:   ホームパーティ的になると思います。
愛理:    ああ〜いい〜。イギリスにきたって感じい〜
千賀子:   受けるってことでいいですね。
       (お爺さんへ)やらせていただきます。
お爺さん:  おお、そいつは楽しみだ。ほっほっ。スチュワート。写真とるぞ。

彼らは写真をとる。 

SCENE 12

ディングルの家(17:00)
愛理と千賀子は家に入る。

愛理:    戻りました。
千賀子:   戻りました。
ディングル: ああ、千賀子さん、ちょうどよかった。
       いましがた、パロケティさんから電話あったのよ。
       今、電話するから出てね。

ディングルは学校に電話をかける。

ディングル: ディングルです。パロケティさんお願いします。
パロケッティ:パロケティです。
ディングル: 今、彼女たち戻ってきたわ。
パロケッティ:じゃあ、古川さんに代わってください。
ディングル: わかりました。古川さん。

千賀子が電話に出る。

千賀子:   古川です。何かありましたか。
パロケッティ:いましがた、日本の出口マネージャという方から連絡があって
       緊急のTV出演があるから、木曜の夕方までに日本に戻って
       きてくださいとのことでした。
千賀子:   そうなんですか。わかりました。航空券を変更しなければなりませんね。
       何時に飛行機の便がでるか知りたいんですが。
パロケッティ:大丈夫です。予定を変更してミニライブは明日、礼拝堂広間にしましょう。
       明日の午後1時から、ライブをお願いできますか?
       それまでにこちらで飛行機の手配をいたします。
千賀子:   ありがとうございます。
パロケッティ:明日の授業はキャンセルいたしますので、荷物の整理やおみやげなど
       お買いになり、12:00に礼拝堂きていただければ結構ですので。
千賀子:   わかりました。ありがとうございます。
パロケッティ:12:00に帰りのことについてのお知らせをいたします。
千賀子:   わかりました。
パロケッティ:ディングルさんに代わってもらえます?

千賀子は受話器をディングルに渡す。

ディングル: ディングルです。
パロケッティ:話はさっきの電話でしたとおりです。彼女たちを
       明日、車を11:30に出してくださっていいですか?
ディングル: 彼女たちのホームステイは明日までなのね。
パロケッティ:彼女たちも仕事があるので仕方ないですね。
ディングル: わかりました。

ディングルは電話を切る。

愛理:    どったの?
千賀子:   愛理ちゃん。明日、日本に帰るよ!仕事。仕事!
愛理:    ええええ。土曜のウィンザー城楽しみにしてたのにぃ。
千賀子:   出口マネージャーが戻ってこいって。
愛理:    でぐちですう〜〜。仕事いれるな!ふふっ。
       あ、ライブはどうすんの?
千賀子:   神戸ビーフ大学のミニライブは明日午後一番に変更よ。
愛理:    この家のライブは。
千賀子:   あ、そうか。訊いてみます。
       (ディングルさんへ)ディングルさん、ミニコンサート
       どうします?
ディングル: 今日は平日なので、お爺ちゃんこれないので中止ね。
       私とこどもしかいないけど、まあそれでも良ければ。
千賀子:   愛理ちゃん。お爺ちゃんはよべないけど見たいって。
愛理:    あっやるやる。
ディングル: ほんと!夕食の後、ちょっと聴かせてね。
千賀子:   楽しみにしてくださいね。
愛理:    よろしくう〜。
       ちかちゃん。あたし、2F行って練習してるね。明日の
       新曲も仕上げたいし。
千賀子:   おみやげとかいいんですか?
愛理:    そんなことよりライブ。ふふっ、平松愛理っぽいでしょ。
千賀子:   そうですね。

二人は2Fに上がる。
夕食後、彼女はキーボードを机においてライブをする。

愛理:    清水絵里です。宜しくお願いします。今日は集まってくれて
       ありがとうございます。といっても、4人ですけど。
       今日は4人だけのために、ミニコンサートをします。
     
拍手。

愛理:    さあ、しょっぱなから部屋Yいっちゃおうかな。
千賀子:   愛理ちゃん。部屋Yは・・。
愛理:    大丈夫よ。最初はウエディングソングから聴いてください。
       部屋とYシャツと私〜オックスフォードバージョン!


SCENE 13

ディングルの車の中。(11:58)
愛理は寝ている。

千賀子:   どうもお世話になりました。最後ばたばたしちゃってすみません。
ディングル: いいのよ。うちもいろんな国の子、ホームステイさせているから
       慣れているわ。
千賀子:   時間にはつきますよね。
ディングル: 大丈夫よ。彼女、清水さんは寝てるのね。
千賀子:   昨日、遊びすぎたみたいで。しょうもないやつでして。
ディングル: うふふっ。トーマスが朝トイレにおきたら、
       ドアがすこし開いていたみたいで、キーボードの練習してたって
       言ってたわ。
千賀子:   うるさかったですか?
ディングル: いや、全然。もしかしたら、私と子供たちは最高の夜を過ごしたかも
       しれないわね。
千賀子:   何がですか。
ディングル: 彼女有名な歌手でしょ?私、日本の歌あまり知らないけど、
       彼女がプロだってことはわかるわ。
千賀子:   ・・・・・
ディングル: ふふ、言えないのならそれでいいわ。胸にしまっておくわ。
       ああ、もう着くわ。彼女をおこしてあげて。
千賀子:   愛理ちゃん、起きて。
愛理:    ・・・んんん。
ディングル: 着いたわ。

ディングルは車を止める。

愛理:    お世話になりました。
ディングル: キーボード手伝うわね。
千賀子:   あ、あたし持ちますから。
ディングル: じゃあ、私いくわ。
千賀子:   ありがとうございました。

SCENE 14
礼拝堂広間(13:05)
広間にキーボードが設置されている。
パロケッティは集まった生徒たちに話す。

パロケッティ:皆さん、今日は予定を変更して急きょ、礼拝堂に集まって
       いただきました。皆さんにご報告があります。
       社会人学生として参加している清水さんと古川さんですが、
       実はシンガーソングライターの平松愛理さんとその
       マネージャーさんです。
       神戸ビーフ大学のサプライズゲストとしてお呼びいたしました。

一同ざわめく。
古川がライブの準備にとりかかる。

パロケッティ:本当は平松さんはこのオックスフォード研修の最終日まで、
       ご一緒いただける予定でいいましたが、日本で急なお仕事が
       入り、本日ミニライブが終了したら、日本に帰られます。
       平松さんは89年の2月に青春のアルバムでデビューし、
       92年皆さんご存じの部屋とYシャツと私が大ヒットしました。
       アルバム、シングルイズベストも100万枚を記録しました。

千賀子:   パロケティさん、ととのいました。

パロケッティ:それでは平松愛理さんのミニライブをお楽しみください。

愛理:    それでは改めまして、平松愛理です。騙しててごめんなさい。ふふっ
       あ、でも騙してるわけじゃないんですよ、本名は清水絵里です。ふふっ
       いや、パロケティさん、うまい!なんかどこかのDJさんみたい。
       どこかDJのお仕事されてるんですか?え?されてない。ふっ。
       え〜あたしとパロケッティさんの接点は。
       私の英語の家庭教師!んっふふ。まだほとんど話せないんですけどねえ。
       皆さん、英米語学科、英語みんな話せるんですよね。
       すごい。尊敬しちゃう。ふふっ。
       あ、曲。やりますかね。素敵なルネッサンス。手拍子なんか
       いただけるとうれしい。あ、そうそうありがとう。

<素敵なルネッサンス>

愛理:    素敵なルネッサンスでした。若干名、手を動かしてくれた方、
       ファンの方かなっ。ふふっ。
       皆さん、皆さんは自分の好きな人が他の人との恋愛で相談された
       ことはありますか?いい人になってる。あたしのがずっと
       あなたをうまく愛せるのに。次の曲はそんな切ない気持ちを
       歌った曲です。聴いてください。雪になりたい。

<雪になりたい>

愛理:    雪になりたいでした。今夏ですけど、この曲やってしまいました。
       さて、皆さん、あたしは、今日の為に新曲を作りました。
       ・・・拍手が少ない。あはははは。
       男性諸君、好きな女の子ができて告白して、親友でいよう。
       なんて言われたことありませんか。そしてすごく落ち込んでいませんか?
       でも気づいてください。男性が女性を好きになって告白するとき、
       たいてい女性はその男性のことをお友達ぐらいにしか思ってないことを。
       最上級I LIKE YOU

<最上級I LIKE YOU>

愛理:    最上級I LIKE YOUでした。この曲を今後どうするかまだ誰も
       知りません。次の曲が最後になります。
       え〜ってタモリさんの番組みたいっ。ふふっ。
       飛行機の時間もあるんで、ごめんなさいね。
       部屋とYシャツと私  平松愛理でした。

<部屋とYシャツと私>

愛理:    ありがとうございました。女の命は短くて。シングルでてます。
       みなさん、買ってくださいね。

千賀子と学校側スタッフが片付ける。

パロケッティ:平松愛理さん、ありがとうございました。
       今日なんですが、今日はグループレッスンはありません。
       今日はこのまま解散して自由行動してください。
       あと、ホームステイのことで問題がある方、終わったらこちらに
       きてくださいね。ええ〜と間もなく、かたずけがおわります。
       平松さんとマネージャー古川さんを見送ってからの解散になります。

千賀子が急いで片付けをする。平松も手伝う。

パロケッティ:それでは平松さんとマネージャ古川さんが退場します。
       温かい拍手で見送ってください。

一同拍手。千賀子と愛理は退出する。

SCENE 15

都内某所。ビルの中。平松はラジオの収録をしている。

愛理:    1週間ぶりです。お元気でしたか。最近のあたし、
       最近のあたしは、ちょっと私用でオックスフォードへいってきました。
       もお〜もうリラックスしまくりでした。みなさんはどんな
       週末をすごしているんでしょうか。ここでハガキを1枚
       ご紹介します。東京都にお住まいのBONさん。ありがとうございます。
       ’自分の好きな人が他の人との恋愛で相談されてたんですが、僕決めました。
        その人に告白しようと思います’ああ〜いいですねえ。
       結果がどうなろうとも、その姿勢はあなたを大きくする!
       太るじゃないよ。心が育つという意味ですからね。ふふっ。
       平松火災プレゼンツTO BE YOUR STYLE 週末の朝を平松とともに
       お過ごしください。

END